逍遥遊
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3. Idyllwild[151.3] - Big Bear City[265.3]


San Jacinto Mtn.

 5月3日、ハイウェイ74のトレイルヘッドから再びSan Jacinto Mtn.に向かって登り直す。このあたりの景色は素晴らしい。一夜明けて今日は快晴、昨日の撤退も報われる。


キックオフ・パーティーで知り合ったMr. 6000とともに。

どんどん標高を上げていく。

San Jacinto Mtn.の肩からの眺め。
 南カリフォルニアとはいえ、標高が上がれば未だ残雪も残っている。San Jacinto Mtn.からの下り、北西に延びるFuller Ridgeは毎年残雪が多いことで有名で、実際トレイルは完全に雪で埋まっていた。眼下に乾燥しきった砂漠を見ながら、雪のなかを歩く。砂漠と雪、このギャップに頭がついていかない。

2009.05.05 Tue 12:02
タイトルなし 

現地時間4日19:00
下りの北斜面は雪で少々苦労したものの無事SAN JACINT MT.を越え今日は約200mi地点まで来ました。写真は今テントから見えるSAN JACINT MT.です。


眼下に見える谷まで一気に2000m以上降りる。

北側から見たSan Jacinto Mtn.

再び砂漠に舞い戻る。奥には延々と続く貨物列車が見える。

Mission Creek

 
 南カリフォルニアは火事が多く、PCTを歩いていてもしばしば焼け跡を目にする。砂漠での暑さの原因の第一はやはり直射日光であるが、火事で木々を失われた土地に日陰は無く、自ずとハイカーにとっては熱いハードな区間となる。

 Mission Creek沿いを遡行する約十マイル[226-236]の区間は、2006年に火事と洪水とで相当破壊されたとのことで、忘れることのできない熱いハイキングであった。再整備が進められているようであるが、トレイルも未だ結構荒れていた。

5月5日のキャンプ[224]。

火事でむき出しにされた地面は、先ず花で覆われる。

トレイルは何度も流されているようで荒れている。

5月6日のキャンプサイト[244]から。

トレイル脇にトレイルエンジェルによるクーラーボックス。中にはソーダやフルーツなど、ハイカーにとっては宝箱である。

 5月7日、ハイウェイ18[265.3]から居合わせたハイカー二人と共にヒッチハイクでBig Bear Lakeの町のホステルBig Bear Lake Hostelへ。この時期はほぼPCTハイカー専用ホステル、ハイカーでごった返していた。PCTハイカーはドミトリー(相部屋)一泊20ドル、連泊すれば二泊目は15ドル、三泊目は9ドルと格安。居心地がいいので二泊してゼロデイをとることにする。


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