逍遥遊
PCT Journal Top
前へ > 14. Burney[1415.9] - Etna[1606.3]> 次へ

14. Burney[1415.9] - Etna[1606.3]


セクション Oh!

 PCTのオフィシャルガイドブックではそれぞれのセクションを便宜上アルファベット順に名付けて区切っているのだが、Burney Fall[1423.6](右写真)からCastella[1506.5]までのセクションOはそのヤブの酷いことで有名である。触れるとかぶれてしまうポイズンオーク(左写真)という植物も多いので注意が必要だ。

 暑さとヤブ、そしてシエラやこの先の北カスケード山脈と比べると景観的にも見劣りするため、スルーハイカーには不人気な区間である。意志の強さが試されるPCTの中弛み区間とも言えるかもしれない。

 とはいっても見所が無いわけでもないし、後から思い返してみるとヤブ漕ぎも良い想い出である。
Mt. Shastaと夕日。
昼寝が毎日の日課。
PCTはMt. Shastaの麓を大きく巻く。

Castella - Etna

Castellaの食料品店。手作りのブリトーが名物。
 ハイウェイ沿いの小さな村Castella[1506.5]からMt. Shastaという町へ移り補給とゼロデイ。そして日本からの小包を受け取る。自作のタープを無くしたことは前に書いたが、小包の中身とはそのタープである。無くした物が帰ってきたわけではない。実はその直後に取って置きの秘策を講じておいたのだ・・・。

 実家にもう1つ同じタープを作るだけの材料はあるし、タープの構造は至極単純だ。というわけで作り方を実家に手紙で送って、母親に無理を言って作ってもらったのだ。届いた新しいタープの出来は上々。母さんありがとう!
新しいタープ。PCTで自分はタープの開放感に魅せられてしまった。
Castle Crags国立公園。白い花崗岩がまぶしい。
 Etna Summit[1606.3]からヒッチハイクでEtnaの町へ。小さい町だが西部開拓時代の雰囲気が残る素朴な所であった。ハイカー専用に作られた宿「Hikers Hut」に宿泊。オーナーのHarrison夫妻はとてもフレンドリーでいろいろ良くして貰った。宿泊したハイカーの母国の国旗を集めてハット内に飾っているそうで、後日お礼の意味で日本の国旗を送っておいた。飾ってくれているだろうか。

前へ > 14. Burney[1415.9] - Etna[1606.3]> 次へ
inserted by FC2 system